歯科医師になるまで

歯学部生の就職先【お給料も詳しく解説!】【歯科医師の年収】【大学院】

こんにちは、おもちです。

 

歯学部生さんで、歯科医師としてどんな働き方を選ぶか迷っている方はいませんか?

 

研修先を決めるにあたって自分がどうしたいか分からない。

どの道を選んだらどうなるのかよくわからない。

不器用で歯科医師になれるか不安…

そもそもどんな道があるのか知りたい!

 

そんなお悩みを解決できる記事になっています!

 

おもち
なぜなら、おもち自信、悩みに悩んで歯科医師としての働き方を選んだからです。

そして現在も歯科医師として満足して働いているからです!

 

この記事を読むと、歯科医師としての働き方それぞれの道の将来進路別のお給料などがわかりますよ!

 

ちなみに、これは一例です!

特に大学での働き方は大学によって異なるので、ご承知くださいね!

 

①歯科医師の働き方の種類 ~新卒編~

1)一般開業医で勤務医になる

いわゆる街の歯医者さんのことです。

 

2)臨床系(治療)の大学院生になる

口腔外科や矯正や補綴など(いわゆる臨床系)の医局に入って、大学院生として日々研究と臨床とバイトをします。

 

3)基礎系(研究)の大学院生になる

生化学や生理学(いわゆる基礎系)の医局に入って、大学院生として日々研究とバイトをします。

大学院生になるには、各医局ごとの入学試験を受けて合格する必要があります!

 

4)大学院には進学せず、大学の医局に入って臨床をする

医員として医局に入って臨床と(場合によっては研究)とバイトをします。

 

5)大病院の口腔外科の勤務医になる

大病院の口腔外科の先生として働きます。(研修から口腔外科に所属するケースが多いです)

 

ざっとこの5パターンに分かれます。

ここからは、1)~3)についてそれぞれの働き方を詳しくみていきます!

 

一般開業医の勤務医の場合

新卒ドクターの中で一番人口の多い働き方です。

 

新人ドクターとして開業医に就職して、ゼロから学びます。

最初は衛生士さんと同じような仕事から始めて、上の先生のアシスト兼見学も行います。

少しずつステップを踏んで、治療もやらせてもらえるようになります。

 

勤務医の仕事の9割は治療です。

治療がきちんとできないと、仕事にならないので、特に1年目は毎日練習をします。

 

毎日のルーティンの治療が一人でできるようになるには早くて1年半くらい、遅いと3くらいかかりますね。

 

また、医療は日々進化しています。
歯科医師としての歴を積んでも、セミナーや勉強会には参加しているドクターが多いですよ。

 

  勤務医として働くドクターの中には将来自分で開業することを目指している方も多い です。 もちろん最後まで勤務医として働く道を選ぶ方もいます。

 

開業医の就職先を探す方向けの記事はコチラ

臨床系(治療系)の大学院生の場合

入局したい医局の大学院入学試験を受けて、合格すると大学院生になれます。

臨床系の医局では、1週間のタイムスケジュールはこんな感じです。

大学の臨床(治療)に週2、大学の研究で週2、バイトで週1~2

のような感じでタイムスケジュールが組まれます。

もちろんこれは一例ですよ!学年によっても変わります。

 

1日のタイムスケジュールで言うと、研究や医局の仕事の関係で夜中まで残る日は多いです。

ですが、これもまた医局のカラーによります。6時帰宅が当たり前の医局もあります。

トップの先生が早く帰る医局は医局員の帰宅も早いですし、トップが夜中まで残ると医局員も帰りにくいものです。

 

おもち
こういった内部事情は医局の先生方に研修医の間に聞いておきましょうね。

 

稼ぎたい学生はバイトに多く行って週6で働く人もいます。

バイト先は、歯科医師として働く開業医が多いです。

医局から斡旋してもらえることがほとんどです。

 

大学院は一般的には4年通います。
卒論がうまく進めば3年で卒業する強者もいますよ!

 

無事卒業すると、関連病院に1~2年程度出向が多いです。
県外に行くことも多いので、引っ越しもあり得ます。

 

その後は、医局の人事配置次第です。
大学病院に戻ってきて再び臨床と研究に打ち込む人もいれば、また別の病院に出向する人もいます。
このあたりで、医局を退職して一般開業医で勤務医として働き始める人も出てきます。

 

臨床系医局の大学院生の将来は、大学に残るか、関連病院に出向するか、開業医で勤務医として働くか、開業するかです。

 

基礎系(研究)の大学院生の場合

入局したい医局の大学院入学試験を受けて、合格すると大学院生になれます。

基礎系の医局では、1週間のタイムスケジュールはこんな感じです。

大学の研究で週4、バイトで週1~2

もちろんこれは一例ですよ!

1日のタイムスケジュールで言うと、研究や医局の仕事の関係で夜中まで残る日は、臨床系よりは少ない印象です。

ですが、これもまた医局のカラーによります。

 

バイト先は、臨床系の学生と同様に歯科医師として働く開業医が多いです。
医局から斡旋してもらえることがほとんどです。

大学院も臨床系と同様、一般的には4年通います。
卒論がうまく進めば3年で卒業する強者もいますよ!

無事卒業後は、研究を続けることが希望であれば、そのままの研究室に残ることがほとんどです。

 

おもち
ここから開業医に勤務医として就職はかなり難易度が高くなります。

4年間ほぼ研究に打ち込んできているので、どうしても治療の経験が少ないからです。

就職はできても、その後の自分がかなり大変だろうと思われます…

 

逆に、開業医で勤務医をしていた人が突然研究がしたいと言っても、それはそれで大変です。

同じことですね。

 

基礎系に進むということは、臨床(治療)はしない、くらいに覚悟を決めて置いた方が良いです。

 

 

②歯科医師のお給料~進路別~

 

お給料は、正直なところ場所によるというのが実際です。

これもまた一例をお伝えしますね!

 

開業医で働く勤務医の場合

周りの友人などから話を聞く印象では、卒後4年目までは、開業医で勤務医として働くのが一番お給料的には良いことが多いです。

 

勤務医のお給料は初任給で安くて25万、良いと40万円程度が一般的です。

この幅は、その医院の院長先生の提示次第です。

各医院の募集要項にしっかり目を通しましょう。

 

4・5年目を過ぎると、歩合制の医院も出てきます。

ここからは、個人の実績次第です。
実績が良ければ、だいたい実績の20~25%がドクターのお給料が相場ですね。

おもち
ある意味頑張った分だけ報われやすいです!

頑張りがいがあります!

 

大学院(臨床系)に進学した場合

大学院に進学した場合だと、どうしても学生なので稼ぐに特化することが厳しいようです。

バイト代や医局から支払われる額を合わせても、月20万円に満たないこともあります。

 

ですが、大学院を卒業して関連病院に出向すると、年間600~700万円以上は支払われることが多いですね。

僻地では1000万円を超えることもあるようです。

 

 

大学院に進んでも、開業医で勤務医として働いても、一番金銭的に恵まれるのは、最終的に開業医になることです。

ですが、もちろん開業医になるということはドクターでありながら、経営者になる、ということです。

リスクも伴うし、経営の勉強も必要です。

余程金銭的に余裕がないと開業資金として大きなローンも組まなければなりません。

開業については、自分の性格や能力をよく考えて検討しましょうね!!

 

大学院(基礎系)に進学した場合

大学院生は学生なので、やはり稼ぐに特化するのは大変です。

バイト代での生活がメインになるので、やはり収入は月20万に満たないことが多いです。

 

大学院卒業後に医局に残った場合、やはり研究がメインになって、週に数回バイトに行くことになります。

医局でポストを貰えると、お給料は大学からそれなりにもらえます。

しかし、ポストはなかなか空きが出ません。

非常勤医局員のような形での所属となると、バイトで必死に稼ぐ、という生活になる可能性があります。

 

③まとめ

結局どれが一番いいの、と思う方もいると思います。

 

どの道を選んでも、一生懸命頑張れば必ず人の役に立ちます。

この道が一番優れている、なんてことはありません。

開業医で目の前の患者さんを治療することも大切だし、研究という形で患者さんに貢献することも大切です。

 

人と接するのが好きな人も苦手な人もいますよね。
手先が器用な人もそうでない人もいます。

 

開業医を目指すなら、どうしてもコミュニケーションは必須です。

逆に、研究を極めたいのなら、研究室に籠って黙々と作業して考える力が必要です。

 

自分に一番合った働き方を考えてみてください!
そして、飛び込んだ道がどうしても合わなければ、途中からでも道は変えられます。(研究→臨床だけはちょっと厳しいかも)

 

考えて無駄になることはないので、迷う方は一度自分自身としっかり向き合ってみましょう!

おもち
満足のできる歯科医師ライフが送れることを祈っています!

 

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