こんにちは、おもちです。
CBTを控えた歯学部生さんは不安を感じていませんか?
この記事を読むと、CBTについての不安が減り、どんな対策が必要か理解できますよ!
経験したからこそ知っていることをお伝えします!
この記事では『CBTとは』『CBTの合格率』『どんな参考書を使うか』などについて詳しく解説しています。
この記事を読み終えるとCBT対策に自信が持てますよ!
歯学部生の勉強1-4年生はコチラ
5年生の秋から、臨床実習が始まります。
臨床実習とは、指導医の先生と一緒に、実際に患者さんに接する実習です。
臨床実習に関する記事はコチラ
-
歯学部の臨床実習【乗り越えるコツとは?】【大変なこと】【注意点】
こんにちは!おもちです。 今回は、歯学部の臨床実習について詳しく解説します。 この記事は、臨床実習控え、どんな日々が待っているのか不安を感じている方向けの記事になっています。 こんな方に ...
続きを見る
その臨床実習に参加するには、CBTとOSCE(オスキー)という試験を受験する必要があります。
CBT、OSCEとは、臨床実習に参加する前に参加資格があるか判定するための試験のことなのです。
CBT、OSCEとも、今までの試験のように、学校が独自に行う試験ではありません。
日本中の歯学部生共通の試験になります。
実際に患者さんと接するに足る知識や配慮や技能を問われます。
では、CBTから見ていきましょう。
CBTは、Computer Based Testingの略で、パソコンを使った試験です。知識を問われるものです。
各自、パソコンに向き合ってパソコンで回答していくスタイルです。
問題はランダムに出題されるため、1人1人解答する問題は違いますが、分野ごとの出題割合は全員同じです。
出題範囲
出題範囲はとても広く、広く浅く聞かれる試験です。
出題範囲は文部科学省の歯学教育モデル・コア・カリキュラムに沿っています。
2021年までは、平成22年度改訂版歯学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠して出題されていました。
しかし、2022年度のCBTより、平成28年度改訂版歯学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠して出題予定と発表されています。
2022年度から、試験内容が少し変わるかも…ということです。
どれくらい変わるのかは過去からの推測ができないので、なんとも言えません。
しかし、ある意味全員条件は同じなので、そこまで気にしなくても良いかと思います。
ちなみに、過去の出題割合は
A 基本事項 4.2%
B 社会と歯学 8.3%
C 生命科学 25.0%
D 歯科生体材料と歯科材料・機械 4.2%
E 臨床歯学教育 58.3%
(引用:厚生労働省医道審議会歯科医師分科会 資料000542791.pdf (mhlw.go.jp)
となっています。
出題形式
ブロック |
問題形式 | 後戻り
(見直し) |
問題数 | 時間 |
1~4 |
5つの選択肢から1つ選ぶ |
可能 |
60問ずつ |
60分ずつ |
5① |
2つの連続した問題 (共通した多数の選択肢から1つ選ぶ) |
不可能 |
20問 |
60分 |
5② |
2つの連続した問題 (5つの選択肢から1つ選ぶ) |
不可能 |
20問 |
|
6 |
4つの連続した問題
(5つの選択肢から1つ選ぶ) |
不可能 | 20問 |
60分 |
合計 |
360問 |
6時間 |
上記の通り、長丁場の試験です。
注意するのは、ブロック5以降は見直しができないことです。
パソコンでクリックしながら解答しますが、ブロック5以降は前の問題の解答を変えることができません。
仮に途中で間違いに気づいても、戻って解答を変えることができません。
注意しながら解答(クリック)しましょう!
CBTの合格率は非常に高いです。
私の大学の私の代は100%でした。
ですが、2018年度の2年連続受験者割合が9.2%です。
全国的にみて約9%の学生は再試験でも不合格だったということでしょう。
CBTの合否は総合平均正解率を利用されます。
合格基準は大学によって異なります。
また、合格基準の総合平均正答率が65~75%と言われています。
CBTに不合格であれば、再試験を受けます。
しかし、再試験を実施しない大学もあるようです。
再試験実施率(大学)は2018年で96.6%です。
つまり、全29大学の内1校は再試験を実施していないということです。
大学の判断で再試験をしてもらえなければ、臨床実習に参加できない可能性が高いです。
その場合は留年です。
ですので、いくら合格率が高いとはいえ、みんな一生懸命に勉強しました。
引用:000542791.pdf (mhlw.go.jp) CBT対策|麻布デンタルアカデミー (azabu-dental.co.jp):
参考書は
Desの『CBT ANSWER』か麻布デンタルアカデミーの『CBT PASS』が、が安心です!
CBT ANSWER(vol.1) 歯科CBT対策問題集 基礎篇 [ CBT ANSWER編集委員会 ]
CBT ANSWER(vol.2) 歯科CBT対策問題集 基礎篇 [ CBT ANSWER編集委員会 ]
CBT ANSWER(vol.3) 歯科CBT対策問題集 臨床編 E 臨床歯学 1診療の基本/2口腔・顎顔面領域の常態 [ CBT ANSWER編集委員会 ]
CBT ANSWER(vol.4) 歯科CBT対策問題集 臨床編 E 臨床歯学 [ CBT ANSWER編集委員会 ]
参考書は色々ありますが、手広くする必要はありません。
コレ、と決めたら、徹底的に絞りましょう。
どこの参考書を使うかは、やはり使用者が多い物が無難です。
共用テストはみんなと一緒に受ける試験です。
個性を求める試験ではなく、周りと点差をつけることが目的ではありません。
(もちろん、ハイスコアを目指す方は素晴らしい!)
しかし、多くの受験者にとって必要なことは、ただ、合格点を取ることです。
使用者が多い物の方が周りの友人との情報共有や教え合いがスムーズですし、情報に取り残されるリスクが低いです!
『CBT PASS』と『CBT ANSWER』も両方する必要はありません。
余程余裕があれば両方する価値がありますが、まずは自分の選んだ方を徹底的にこなします。
麻布デンタルアカデミーもDesも、昔から国家試験対策に秀でている会社です。
どちらの参考書を選んでも、きちんと重要事項は書かれています。
それよりも、中途半端に両方に手を出して、押さえるべきポイントを取り逃す方が余程問題です。
極端な話、問題集を全問正解までできれば、もう一つもやってみてはいかがでしょうか。
最後に、CATOの公式が出している、公開問題集も忘れずに解きましょうね!
こちらからダウンロードできますよ!共用試験CBT公開問題集 | 公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構 (umin.jp)
CBTの勉強についてはコチラ