歯科医師になるまで

歯学部について知っておきたい【学費】【偏差値】【受験方法】【面接】

こんにちは!おもちです。

 

歯科医師になるにはどうしたらいいんだろう?歯学部って学費高そう…偏差値足りないかな…

 

と思って尻込みしていませんか?

そんな不安を解決できる記事になっています。

 

おもち
なぜなら私自身、歯学部を卒業して現役歯科医師としてとして日々働いているので、全部経験済みだからです!

学校にかかる費用も実際には授業料以外に色々あります

経験者だからこそ、詳しくお伝えします。

そして、受験にはコツがあります!

歯科医師になる道を選びましたが、医学部合格、センター試験93%の実績のもと、受験校選びの方法も解説します!

 

 

この記事では、『歯科医師になるための必須ステップ』『歯学部の偏差値と学費』『歯科医師になるための受験』などをご紹介します!

 

この記事を読み終えれば、歯科医師になる道筋が見えてきて歯科医師になることに現実味が帯びてきますよ!

 

 

まず、歯科医師になるにはどうしたらいい?についてお答えします!

 

大学受験をして、歯学部に入学して、歯科医師国家試験に合格して、研修を修了することです。

ちなみに大学は6年間通います。

 

歯学部のある大学ってどこ?学費や偏差値は? 

 

次は、具体的な大学受験について解説します!

 

 

大学受験

歯科医師になるには、大学の歯学部に入学する以外の入口がありません。

ここはマストです。

残念ながら、専門学校はありません。

 

そして、歯学部への入学パターンとしては

①一般入試で大学1年生として入学する方法

②学士編入として3年生や2年生から入学する方法

の2つがあります。

 

学士編入では他大学の卒業生や、他大学の学生が受験可能です!

学士編入を実施している大学は、国公立で新潟大学、岡山大学、徳島大学のみとなっています。

一方、私立大学では多くの学校で実施しています。

ただ、募集人数はどこの大学もわずか数名です。

狭き門としての難易度はかなり高いと言えます。(編入試験の実施の有無の情報は変わりやすいため、都度正しい情報を学校要項でご確認ください)

 

 

当ブログでは主に①一般入試で大学1年生として入学する方法 を重点的に見ていきます!

一般入試で受験する場合、歯学部は理系に分類されます。

ですので歯学部を目指す場合は高校の文理選択で理系を選んでおいた方が無難です。(後述しますが、実は文系から歯科医師になる道もあるにはあります)

 

歯学部のある大学は現在(2021.1.1)は以下の通りです。

 

国公立大学

  • 北海道大学
  • 東北大学
  • 新潟大学
  • 東京医科歯科大学
  • 大阪大学
  • 岡山大学
  • 広島大学
  • 徳島大学
  • 九州大学
  • 九州歯科大学
  • 長崎大学
  • 鹿児島大学     全12校

 

私立大学

  • 東京歯科大学
  • 昭和大学
  • 日本歯科大学
  • 大阪歯科大学
  • 日本大学
  • 日本大学松戸
  • 明海大学
  • 岩手医科大学
  • 日本歯科大学新潟生命歯学部
  • 朝日大学
  • 愛知学院大学
  • 松本歯科大学
  • 神奈川歯科大学
  • 福岡歯科大学
  • 北海道医療大学
  • 鶴見大学
  • 奥羽大学           全17校

 

国公立、私立とも歯学部はあります!

もちろんどの大学の歯学部を卒業しても国家試験に合格すれば晴れて歯科医師になれます。

 

どの大学に行くかは、場所や大学の雰囲気、学費偏差値を考慮する必要がありますね。

場所については自宅から通うことを希望するか、一人暮らしを希望するかによって変わります。

 

低学年(1~3年生)の間は実家から通っている学生も多いです。

高学年(特に5~6年生)になると実習で忙しくなるので、『通うのが大変!』

という理由で一人暮らしをする学生が増えた記憶があります。

では学費から見ていきましょう!

 

①学費

実は、学費は国公立と私立で驚く程違いがあります!

 

簡単に言うと、国立は年間50-60万円程です。

これは他の学部とほとんど一緒です。

歯学部は6年制なので、6年間通って、400万円弱ですね。

 

一方私立は6年間の総額で2000万円~3000万円強程かかります。

私立については、大学によって差が大きいため、受験前によーく調べておくことが必要です。

ただ、成績がトップレベルであれば、学費免除というケースもありますよ!

 

ですが、学生生活を送る上で必要な費用は学校に支払う学費だけではありません。

歯学部は歯科医師になるための勉強をするので、高学年になると他学部には無い模型実習という授業があります。

詳しくは別記事で書きますが、ざっくり言うと歯の模型で治療の練習をします。その模型等の実習材料は各自が購入する必要があります。

 

他にも、専門書を買ったり(学校の図書館にもあるので1冊も購入せずに歯科医師になる強者もいます)、国家試験対策の参考書を買ったりします。

この書籍代が意外と高いんですね。

 

ですので、6年間ので学費プラス50万円程度はあらかじめ見込んでおく必要があります。

まとめると6年間で

国立は450万円程度

私立は2000万円~3000万円以上  かかります!

②偏差値

次に偏差値です。

偏差値、つまり入学時の学力ですね。これはどの数値を参考にするかによって変動がありますが、およそ以下の通りです。

 

歯学部偏差値60以上

  • 東京医科歯科大学(国立)
  • 大阪大学(国立)

歯学部偏差値55~60

  • 岡山大学(国立)
  • 広島大学(国立)
  • 長崎大学(国立)
  • 北海道大学(国立)
  • 東北大学(国立)
  • 九州大学(国立)
  • 徳島大学(国立)
  • 鹿児島大学(国立)
  • 東京歯科大
  • 日本大学
  • 昭和大学

 

歯学部偏差値40~50

  • 日本大学松戸
  • 大阪歯科大
  • 明海大学
  • 愛知学院
  • 岩手医科台
  • 北海道医療大
  • 神奈川歯科大

 

歯学部偏差値30~40

  • 鶴見大
  • 松本歯科大

 

BF(ボーダーフリー)

  • 福岡歯科大
  • 奥羽大学
  • 日本歯科大学新潟生命歯学部

 

引用:入試難易予想ランキング表 | 志望校をさがす | 河合塾 Kei-Net (keinet.ne.jp)

 

偏差値を見ると、国公立の方が一般的には私立よりも偏差値が高いと言えます。

もしも、学費の関係で国立に入りたいけれど、偏差値的には難しいという方も、すぐに諦めないでください!

 

おもち
大切なのはその大学の設定する受験科目ですよ!!

③試験方法≪国立≫

国公立であれば、

共通テスト + 前期試験 or   後期試験

 

 共通テスト  推薦入学試験   

の2つの試験方法があります。

 

1、前期試験

前期試験では、英語・数学・理科(化学・物理・生物から2つ選択が多いでしょうか)・面接が受験科目となります。

ですが、その点数配分は各大学によって異なります。

共通テスト800点+前期試験500点(数学150 英語150 理科100×2)+面接200点

の学校もあれば、

共通テスト300点+前期試験600点(数学200 英語200 理科100×2)+面接200点

の学校もあります。

おもち
あなたにとってはどちらがお得でしょうか?

例えば、数学が苦手なのに数学の配分の多い大学を受験するのは難易度が上がってしまいます。

共通テストがうまく行った人は共通テストの割合が高い大学を選んだ方が有利です。

自分の得意な分野を高く評価してくれる点数配分の大学を受験することは、合格への近道ですよ!

 

 

また、大学によって問題の雰囲気も異なります。過去問を解いて、解きやすい大学や問題の相性の良い大学を選ぶことも大切です。

偏差値的には同レベルの大学であっても、試験問題が同レベルとは限りません。問題作成者も異なります。

複数の大学の試験問題を一度解いてみて、解きやすい大学に絞りましょう。

 

面接については、その大学を選んだ志望動機や、歯学部を受験する動機を主に聞かれます。

正直に自分の言葉で答えるのが一番ですが、やはり自分の中で言葉にして整理しておくことは必須です。

学校見学の時に感じた事や、歯科医師になりたいと思ったきっかけなど、具体的な例を交えて答えられるようにしておきましょうね。

 

また、予備校や塾では医療面接・小論文対策講座があります。医療を志すものとしての心構えや、受け答えのアドバイスをしてもらえますよ!

おもち自身、予備校時代にお世話になりました!模擬面接などもしてもらえるので、とってもありがたかったです。

 

2、後期試験

後期試験では、英数理は無くて、代わりに小論文と面接を課す大学も多いですね。

面接は前期試験と同様です!小論文は医療について焦点を当てた題材が多いです。

小論文と言っても、突然長々と文章を書くのも難しいものです。

かといって、受験直前期に小論文対策の余裕がないことも事実です。

少なくとも秋頃までに一度小論文の添削をしてもらっておくと安心です!

 

 

3、推薦入学試験

そして、実は国公立の中でも推薦入学試験を実施している大学もあります。

その場合だと、共通テストを経て、小論文と面接で合否判定をされるところが多いです。

後期試験と試験科目はほとんど同じですね!

 

ただ、多くの場合、推薦を受けられるのは現役高校生のみとなっています。浪人生や社会人の方は受験資格が無いことが多いです。

とは言え、高校生にはありがたい制度です。推薦入学試験だと、二次試験の勉強が苦手でも、国公立大学に入学できる可能性がありますよ!

また、試験結果が出るのが一般試験よりも早いので、合格発表から入学式までの時間的余裕があることも大きなメリットです。

合格発表後に家を探したり引っ越しを手配するのは意外と大変です。。

 

 

④試験方法《私立》

次は私立ですが、私立こそ入試パターンは多々あり、受験科目も点数配分も国公立と比べて様々です。

理系学部ですが、数学が不要な大学もあります!文系科目しか勉強していなくても受験可能な大学もあります!

自分の行きたい大学の受験方式をよーく把握して、自分の得意科目と照らし合わせて、少しでも有利に受験しましょう!

 

 

このように、受験する大学や日程によって、科目や配分は様々なのです!

偏差値は、確かに自分のいる位置の目安になる大きな参考数値です!ですが、偏差値だけに囚われず、可能性を探すと道は拓けますよ!そして、得意を伸ばすのです!

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